本を読む時間がない人へ|『存在のすべてを』をAudibleで聴くという選択

「本を読みたい」のに、気づけば今日もスマホを見て終わっている

読みたい本はある。

面白そうな作品も知っている。

それなのに、なかなか読めない。

仕事が終われば疲れている。

家に帰ればやることがある。

少し休もうとスマホを開いたら、気づけば30分、1時間と過ぎている。

そして寝る前に、

「今日も本を読めなかったな」

と思う。

もしそんな状態なら、読書の方法を少し変えてみてもいいかもしれません。

本を開く時間がないなら、耳で聴く。

そんな選択肢があります。

そして、耳読書の候補として気になるのが、塩田武士さんの『存在のすべてを』です。

「どんな本なのか、まずはAudibleで確かめてみたい」という方はこちら。

 

忙しい人に『存在のすべてを』をすすめたい理由

『存在のすべてを』は、1991年に神奈川県で起きた二児同時誘拐事件から30年後の物語です。

当時事件を取材した新聞記者・門田次郎が、旧知の刑事の死をきっかけに、未解決の事件を再び追い始めます。

そして取材を進める中で、事件の被害男児の「現在」が浮かび上がります。

その人物は、現在は写実画家・如月脩として活動していました。

30年前の事件。

そこから長い年月を経た現在。

その間に何があったのか。

物語は過去と現在を行き来しながら、少しずつその輪郭を見せていきます。

ここが、本作の面白いところです。

最初からすべてを説明するのではなく、「知りたい」という気持ちを残したまま物語が進んでいくのです。

 

「ただのミステリー」ではないところが、この本の魅力

『存在のすべてを』と聞くと、誘拐事件を扱ったミステリーを想像する人が多いでしょう。

もちろん、事件の真相を追う面白さはあります。

しかし、読者レビューを見ていくと、評価されているのは謎解きだけではありません。

むしろ多くの感想で目立つのが、登場人物の人生や人間関係に対する読み応えです。

 

💡 「真実を知る」とはどういうことなのか

新聞記者である門田は、事件について調べ、事実を積み上げていきます。

しかし、人間が生きてきた時間は、新聞記事の数行だけでは表現できません。

そこに、この作品のおもしろさがあります。

事実として記録された出来事。

その出来事を経験した人の記憶。

そして、その人にとっての「本当のこと」。

これらは必ずしも同じではありません。

『存在のすべてを』は、ミステリーという形を借りながら、そんなことを考えさせてくれます。

 

👪 「家族」とは何なのかを考えさせられる

事件を追っていくと、家族というテーマも大きく浮かび上がってきます。

血のつながりだけで家族が決まるのか。

一緒に過ごした時間が家族をつくるのか。

誰かを大切に思う気持ちは、どこまで人と人を結びつけるのか。

こうした問いに明確な答えを出すのではなく、登場人物たちの人生を通して読者に考えさせるのが本作の魅力です。

 

本を読む時間がないなら、「読書時間」を探さなくてもいい

読書を習慣にしようとすると、つい「毎日30分、本を読む時間を作ろう」と考えてしまいます。

でも、忙しい毎日の中で新しい30分を確保するのは意外と難しいものです。

そこで考え方を変えます。

「読書のための時間」を作るのではなく、「すでにある時間」に読書を入れる。

それがAudibleの面白いところです。

 

🚃 通勤時間を物語の時間にする

電車で30分移動しているなら、その30分をAudibleに使えます。

往復なら1時間です。

週5日なら、かなりの時間になります。

もちろん、毎回集中して聴く必要はありません。

疲れている日は少しだけ。

気になるところは長めに。

自分のペースで進められるのが魅力です。

 

🧹 家事の時間を「ながら読書」に変える

掃除、洗濯、料理、片付け。

家事には「目は忙しいけれど耳は使える」時間があります。

そんな時間に物語を流しておけば、家事をしながら小説を楽しめます。

「今日は10分しか聴けなかった」と思う必要もありません。

10分でも物語は少し前に進みます。

 

🌙 夜に本を開く元気がない日にも

本を読みたい気持ちはある。

でも、目が疲れている。

そんな日にもAudibleは使えます。

スマホの画面を見続けるのではなく、音声だけで物語を楽しむ。

「読む」という行動のハードルを下げられるのは、忙しい人にとって大きなメリットです。

 

『存在のすべてを』は、人生について考えるきっかけにもなる

この作品をおすすめしたい理由は、単純に「面白いから」だけではありません。

物語の中心にあるのは、30年前の誘拐事件です。

けれど、その事件を追っていくことで見えてくるのは、人が長い時間をかけて生きてきた姿です。

30年という時間があれば、人の立場も環境も変わります。

過去には戻れません。

それでも、人は過去に起きたことと向き合いながら現在を生きています。

そんな登場人物たちを追っていると、自然と自分自身の人生について考える瞬間があります。

「自分にとって大切な人は誰だろう」

「今まで出会った人たちは、自分にどんな影響を与えてきただろう」

「自分が知らない誰かの人生にも、見えない時間があるのかもしれない」

ミステリーを楽しみながら、そんなことまで考えさせられる作品です。

 

読者の感想から見えてくる『存在のすべてを』

複数の読者レビューを見ると、特に評価されているのは「長編だけれど物語に引き込まれる」「ミステリーを超えて人間ドラマとして深い」という部分です。

また、伏線や展開について、先が読めないことを面白いと感じる感想も確認できます。

一方で、長編作品なので、テンポの速い短編ミステリーを期待する人とは少し好みが分かれるかもしれません。

しかし、時間をかけて人物や背景を描くからこそ、後半に向かって物語の意味が重なっていく感覚があります。

「読み終わって終わり」ではなく、しばらく作品について考えてしまうタイプの小説を探している人には向いています。

 

こんな人におすすめ

  • 📚 本を読みたいのに時間が取れない人
  • 🎧 耳で楽しめる長編小説を探している人
  • 🔍 ミステリーと人間ドラマの両方を楽しみたい人
  • 👪 家族や人とのつながりをテーマにした作品が好きな人
  • 💡 読後に自分の人生について考えたくなる本を探している人
  • 📱 スマホを見るだけで時間が過ぎてしまうことに少しモヤモヤしている人
  • 塩田武士さんの作品をAudibleで聴いてみたい人

 

Audibleなら「読みたい」を「聴いてみよう」に変えられる

『存在のすべてを』のAudible版は、蒼木智大さんのナレーションによる18時間58分の完全版です。

これだけの長さの作品を、紙の本だけで読み切ろうとすると、まとまった時間が必要になります。

でも、Audibleなら違います。

今日は通勤中に20分。

明日は家事をしながら30分。

休日に少し長めに聴く。

そうやって、自分の生活の中に物語を少しずつ入れていけます。

Audibleのプレミアムプランは現在月額1,500円で、対象作品が聴き放題です。

『存在のすべてを』もプレミアムプラン聴き放題対象なので、長編小説をじっくり楽しみたい人にはチェックしやすい作品です。

 

まとめ|忙しい毎日に「物語を聴く時間」を作ってみる

大人になると、読書量が減るのは「本が嫌いになったから」とは限りません。

単純に、読むための時間がなくなっただけかもしれません。

だからこそ、読書の方法を変えてみる。

『存在のすべてを』のような長編作品を、Audibleで少しずつ聴いてみる。

それだけでも、スマホを眺めて終わっていた時間が、物語に触れる時間へ変わります。

そして『存在のすべてを』は、ただ時間を埋めるための作品ではありません。

30年前の事件を追いながら、家族、人間関係、記憶、そして「人が存在する」ということについて考えさせてくれる物語です。

最近、本を読めていない。でも何か心に残る作品に触れたい。

そんな人なら、Audibleからこの物語に入ってみるのもいいかもしれません。

ここまで読んで、『存在のすべてを』が少しでも気になったなら、まずはAudibleで作品をチェックしてみてください。

 

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